ホームはじめにアザミ一覧表 >2-1.テマリフジアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本, 約0.7~1.0mH

   茎 :直立し2~3回分枝する。茎の表面は帯白色。

  根生葉:30~40cmL,20~30cmWと肉質の大形な根生葉が

      花期にも残っている。形状は倒卵形~楕円

      形、羽状浅裂、裂片は4~5対で、5mm以下の

      針がある。

  下茎葉:根生葉より小さく 大きな耳片があり

      ロート状に茎を取り巻く。

  花 期:8~9月、頭花は太い茎の先に垂下する。

  総 苞:球形で5~6cmLと大形。緑色。

  総苞片:15列でほぼ完全に反転し重なり合う。

      総苞片の縁には1~2mmLの針がある。

  外 片:卵形で1cmL,0.5cmW.

  中 片:外片より少し大きい。

  腺 体:存在せず 粘らない

  花 冠:帯紫色で30mmL.

    

  分 布:本州(白山山系周辺の石川、富山、岐阜県)

Sect.Ⅱ Megacephala フジアザミ節

2-1、テマリフジアザミ C. hideo-takahashi

■写真解説

①② 石川県白山市白山別当にて撮影。

③ 開花前の蕾はほぼ球形の総苞となり“てまり”状になる。

④ 総苞は球形で薄い緑色。総苞片数は10列以上で先部は完

  全に反転し重なり合う。また縁には濃紫色の針がある。

⑤ 茎葉の基部には大きな耳片があり 茎を包む。

⑥ 根生葉、下茎葉はやや肉質、帯白色系緑で羽状裂である。

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