丈夫な多年草、0.5~1mH.
根生葉 :倒卵形~楕円形、羽状中裂
(裂片3~8対)、3~10mmLの針がある。
葉柄は3~10cmL。
茎 葉:根生葉より小さく 大きな耳片があり
抱脚するが沿下しない。
花 期:8~10月. 頭花は2~3ケ又は単一で下を
向いている。花柄は太く 2~16cmL。
総 苞:半球形で濃い紫。26~38mmφ(自然で)
で無毛。
総苞片:8列, (広卵形)強く反曲した先端がありそ
の縁に1~2mmLの鋭い針がある。
腺 体:存在せず 粘らない。
分 布:中部(栃木から群馬、岐阜、福井)
日当たりの良い岩場 又は砂礫の傾斜地。
(現在 分布域が拡がっており その地域では雑種が
見られる。)
Sect.Ⅱ Megacephala
2、フジアザミ C. purpuratum
■写真解説
① 富士山御殿場にて撮影。
黒い火山灰地では 根生葉は刺が多く総苞片も針を備えて
いるが、その近くの肥沃(?)な土のものは刺のない羽状
中裂の根生葉である。いずれも上部で少し分枝している。
② 太い花柄の先に大きくな頭花が下垂する。
③ 総苞は半球形で紫色。総苞片数は7列以上で縁に小刺があり
強く反曲する。
④ 上茎葉の基部は茎を巻くように付く。
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