多年生草本、0.5~1.2mH.
茎 :半直立し縦溝があり上部で1~6回分枝し
枝は鋭い角度で分かれ伸びている。
根生葉:花期にもロゼット状で残っている。形状は
卵形~狭卵形、26~49cmL, 9~27cmW, 羽状深裂
(時々中裂)、裂片は5~9対 1cmLの葉柄があり
抱脚する。
茎 葉:いくつかあり披針形で根生葉より小さく(羽状
深裂) 両面は無毛で無柄、抱脚する。
花 期:9~10月。頭花は2~3ケ点頭し密にクモ毛がある
苞 葉:数個あり 狭楕円形で披針形、0.5~7mmL,1mmL
の鋭い針を持つ。
総 苞:鐘形~筒形、粘らなく、19~23mmL, 12~18mmφ
(自然で)クモ毛が拡がっている。
総苞片:8~9列, 1mmL程の鋭い先端がある。外片は狭卵
形で斜上か反曲し10~12mmLで内片より短い。
最内片は広線形、約20mmLで真直ぐ。
腺 体:線状で内片にあるが痕跡程度。
分 布:九州南部(霧島山系、鰐塚山、高隈山)
キリシマアザミ (Tsukushicola) 亜節
キリシマアザミ C. kirishimense
■写真解説
① 鹿児島県・霧島山系えびの高原にて撮影。
② 根生葉は鹿の食害を受けている個体が多い。
③ 総苞は鐘形、緑色、クモ毛がある。総苞片は斜上するが
花後は開出する。
④ 茎葉は無柄、抱脚する。
⑤ 下茎葉は羽状深裂する。
(総苞片、根生葉、茎葉の形状について ウンゼンアザミ
との差異を写真で明確に表現する事は出来なかった。)
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