ホームはじめにアザミ一覧表 >8-3.ウンゼンアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  両性多年生草本、0.3~1.5mH.

   茎 :半直立で縦溝があり 上部は2~6回分枝し 

      枝は鋭い角度で分かれ伸びている。

  根生葉:花期にもロゼット状で残っている。形状は卵

      形~狭卵形、27~60cmL, 10~24cmW. 羽状浅~

      深裂、裂片は6~8対、 葉柄は1cmL程で抱脚。

  茎 葉:いくつかあり 披針形で羽状中裂、無柄で抱

      脚している。

  花 期:9~10月。頭花2~3ケが点頭し 花柄は1~4cmLで

      クモ毛がある。

  苞 葉:数個あり 0.5~7cmL. 1cmLの鋭い針がある。

  総 苞:鐘形~筒形で粘らなく19~23mmL. 12~18mmφ

      (自然で)クモ毛が拡がっている。

  総苞片:8~9列で1mmLの鋭い針の先端がある。外片は狭

      卵形で斜上か反曲していて 10~12mmL.と内片

      より短い。最内片は線形で20mm程、真直ぐで

      ある。

  腺 体:線形で内片にあるが痕跡程度。

    

  分 布:九州北部(多良岳、雲仙山系)


キリシマアザミ (Tsukushicola) 亜節

    ウンゼンアザミ  C. unzenese

■写真解説

① 長崎県・雲仙山系仁田峠にて撮影。

② 上部で分枝し 鋭い角度で伸びる。また頭花には大きな苞

  葉がある。

③ 総苞は鐘形、緑色、クモ毛がある。総苞片は約8列程度で

  斜上するが、花後には中間部より開出する。

④ 茎葉は無柄で抱脚する。

⑤ 下茎葉は羽状深裂する。


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