多年生草本、0.2~0.7mH。
根生葉:花期にもロゼット状で残っている。形状は
披針形~楕円形、12cmL, 3~10cmW。裂片は
羽状深裂、裂片は8~12対、 3~10mmの針がある
茎 葉:下の茎葉は根生葉と同じ長さ、抱脚するが沿
下しない。
花 期:8~11月。頭花は単一又は数個で直立又は
傾く。花柄は0.5~3cmL。
総 苞:細い鐘形で紫緑。12~20mmL, 3~6mmφ(自然
で)、クモ毛が拡がっている。
総苞片:6列、斜上し鋭い針(2mmL)がある。
腺 体:披針形又は痕跡が中片や内片にあり時に粘る
分布 :屋久島
9. ヤクシマアザミ C. yakusimense
■写真解説
①屋久島の高地の森林帯並びに花之江河のような湿地帯に
生育する。最近は鹿の食害でこのような群生は見られ
ない。
②苞葉並びに葉には鋭い針が付いている
③総苞は細い鐘形で緑色(総苞内片は紫色)、くも毛がある。
鋭い針がある総苞片は6列で斜上する。
④茎葉の裂片には鋭い針があり 基部には耳片が付き 抱脚
する。
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