ホームはじめにアザミ一覧表 >12.サンベサワアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本、 0.4~1mH.

  根生葉:上面は濃緑色、光沢はなく いくらか肉質で

            花期にもロゼット状で残っている。形状は楕

      円形~広披針形、20~40cmL, 12~20cmW,裂片は

      5~7対、1~2mmLの弱い針がある。葉柄は3~8cmL

  茎 葉:根生葉より小さく 耳片があり抱脚するが沿

      下しない。

  花 期:9~11月。頭花は2~4個、又は単一で下垂す

      る。花柄は太く1~4cmL.

  苞 葉:4~5個又は数個、披針形、羽状浅裂、0.5~

      6cmL,2~3mmLの鋭い針がある。

  総 苞:半球形か鐘形、濃紫。24~27mmL, 18~30mmφ

      (自然で)、濃いクモ毛がある。

  総苞片:6列、斜めの先端があり 斜上している。

  腺 体:存在しない。

  

    分 布:西日本(鳥取、島根、岡山、広島)

      川沿い、日当たり良い草土で湿った所、

      (200~400m)


12. サンベサワアザミ    C. tenuisquamatum 

■写真解説

①島根・三瓶の田んぼの斜面で撮影。草刈で1度切られた個体

②頭花をつけた茎が立ち上がり中、上茎葉は下茎葉よりかなり

 小さい。

③総苞の形状には変異があり、写真右Typeが多い。

 頭花には大きな苞葉があり、総苞は半球形で赤紫色、クモ毛

 がある。

 また写真左Typeでは 緑色の幅広い線形の苞葉(?)が付き、

 その内側に帯紫色の総苞がある。

④中茎葉には耳片があり、抱脚する。茎葉の裏面はやや白色を

 帯びる。

⑤下茎葉(根生葉)はやや肉質で羽状浅~中裂する。


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