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アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本 0.3~1.2mH.

  根生葉:花期にもロゼット状で残っている。形状は卵

      形~広披針形、20~40cmL, 8~14cmW,羽状浅~

      深裂、裂片は7~12対、1~3mmLの弱い針がある

      葉柄は5~8cmL。 

  下茎葉:根生葉に似て 無柄、耳片があり 抱脚し

      短く沿下する。

  上茎葉:小さく 耳片があり 抱脚するが沿下しない

  花 期:7~9月。頭花は2~数個が点頭している。

      花柄は1~18cmL。

  総 苞:鐘形、紫色、12~16mmL, 12~16mmφ(自然で)

      クモ毛がある。

  総苞片:6列、細い卵形で開出して 斜めの先端があ

      る。

  腺 体:通常存在しない。

  分 布:北海道 様似(蛇紋岩地帯)


16. アポイアザミ   C. apoiense 

■写真解説

① 日高アポイ岳中腹(蛇紋岩地域)で撮影。

② この地帯は鹿の食害により花が付いている個体が少ない。

③ 総苞は鐘形で紫色、クモ毛がある。総苞片は6列で斜上し

  ている。

④ ⑤下茎葉には耳片があり抱脚するが沿下しない。白色毛が

  葉裏、茎を覆う事がある。


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