ホームはじめにアザミ一覧表 >17-2.ハチマンタイアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本, 0.2~1.2mH。

   茎 :わずかに傾斜し 丈夫で縦溝がある。上部で

      1~5回分枝し蜜にクモ毛があり 表面に中,

      短紫色系毛で覆われている。

  根生葉:花期にロゼット状で残っている。

      葉は黄灰色系緑、光沢があり革質でやや肉質

      形状は幅広い卵形か幅広い楕円形、40cmL,

      26cmW, 表面に顆粒状の毛があり裏面にはクモ

      毛が拡がっている。羽状中~深裂で5~7対、

      12~14cmLの葉柄がある。  

      裂片は狭卵形~卵形、8~15cmL, 4~8cmW,

      2~4mmLの針がある。

  茎 葉:根生葉と同じ形でサイズは小さく 基部には

      明らかな耳片があり4~10mmLの針が付いている

  花 期:7~9月頭花は2~5ケでコンパクトな総状花序

      花柄は3~6cmL,で蜜にクモ毛がある。

  総 苞:幅広い鐘~半球形で黒紫色。20~24mmL,

      20~25mmφ(自然で)、広くクモ毛がありほとん

      ど帯粉白色。

  総苞片:7~8列、直立した先端があり圧伏している。外

      片は幅広い卵形で5~8mmL,内片より短い。1mmL

      の針がある。

  腺 体:狭卵形で全ての総苞片上にあり著しく粘る。

  花 冠:明るい赤紫色で19~21mmL    

 

  分 布:本州(岩手県 八幡平)



Subsect.

ツガルオニアザミ     C.  hachimantaiense

■写真解説

① 岩手県八幡平見返り坂付近)の車道にて撮影。

 (草原、林内には稀。)

② 丈夫な茎で茎葉は根生葉より小さい。

③ やや長い花柄の先に頭花は上向きまたは横向きに付く。

④ 総苞は濃紫色、形は開花の初期は鐘形であるが次第に半球

  状になりクモ毛が帯粉白色になる。花色は明るい赤紫色。

  総苞片は7列位で大きな腺体を付け 著しく粘る。

⑤ 葉には耳片があり抱脚する。葉はやや肉質、黄灰色系緑で

  鋭い針がある。

⑥ 根生葉もやや肉質、羽状裂で葉柄がある。

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