ホームはじめにアザミ一覧表 >18.オニアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本、0.5~1(1.5)mH.

  根生葉:花期にもロゼット状で残っている。形状は狭

      楕円形、35~65cmL,15~30cmW。羽状中~深裂、 

      裂片は5~8対、 2~3mmL針がある。葉柄は5~

      10cmL

  茎 葉:根生葉よりすこし小さく 基部に耳片があり

      10mmLの強い針がある。

  花 期:6~10月。頭花は2~4個、集合花で下向

      きについている。花柄は(0)1~5cmL

  総 苞:半球形~広鐘形、紫~黒紫色、18~22mmL、

      20~30mmφ(自然で)筒部は4~7mmLで喉部より

      短い。帯白色でクモ毛が濃い。

  総苞片:6列、斜上した先端があり半開出。

  腺 体:披針形で特に中片及び内片にあり 非常に粘

      る。

  分 布:北及び中部本州(岩手、秋田~長野。主に日

      本海側)

      山地、亜高山 800~1,800m。


18.オニアザミ(オニノアザミ)

       C.  borealinipponense

■写真解説

① 福島・南郷村の林道法面にて撮影。通常 草地の中に生え

  下部は隠れている。変異のある種類で産地毎に形態がやや

  異なる。

② 頭花は集合している。

③ 総苞は広鐘形で紫系、総苞の長さは花冠の1/2位。(右参

  照)総苞片は披針形で6列、斜上し尖った先端がある。濃い

  クモ毛がつく。

④ 茎葉には耳片がありほぼ抱脚している。茎に縮毛がある。

⑤ 根生葉はロゼット状に付き 羽状中~深裂で裂片は5~8対程

  度

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