多年生草本0.3~1mH、根は丈夫で真直ぐに伸びる。
根 生:葉花期にはロゼット状で残っている。形状は
楕円形~卵形、 15~45cmL、6~16cmW。羽状中
裂、裂片は6~9対、3~6mmlの針がある。葉柄は
6~15cmL
茎 葉:根生葉より小さく 多少耳片があり10mmLの強
い針がある。
花 期:8~9月。頭花は単一又は集合して2~4個
花柄は0~2cmL。
総 苞:広鐘形、濃紫色、18~20mmL、15~20mmφ(自然
で)クモ毛がある。筒部は喉部と同じかわず
かに長い。
総苞片:6列、尖った先端があり半開出している。
腺 体:線形~披針形で内片、中片にあり たいへん
粘る。
分 布:中部 三国山系
亜高山 又は 高山草地 1,500~2,000m
19.ジョウシュウオニアザミ C. okamotoi
■写真解説
① 谷川岳の草原で撮影。蛇紋岩地帯の個体は茎葉の刺が鋭い
(右図)
② 総苞は広鐘形で その長さは花冠部とほぼ同じ長さ。総苞
片はほぼ6列が覆瓦状に並ぶが濃いクモ毛が有り判り難い。
披針形の腺体が目立つ。
③ ④ 茎葉は羽状中裂で 通常8対以上でオニアザミより多
い。基部には耳片があり 抱脚する。
⑤ 下茎葉、根生葉(はっきりしたロゼット状にはならない)
茎は短毛に覆われている。
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