ホームはじめにアザミ一覧表 >27.オアモリアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本で直立した花茎があり 0.2~1mH.

  根生葉:花期にも残っている。形状は狭卵形~狭楕円

      形、20~60cmL, 6~20cmW, 羽状深裂~羽状2

      回裂、時には粗歯牙状、もし羽状裂なら 裂

      片は5~11対、 2~5mmLの鋭い針がある。

  上茎葉:苞葉様で根生葉よりかなり小さく耳片があり

      抱脚しているが沿下しない。3~10mmLの鋭い針   

      がある。

  花 期:8~9月。頭花は数個又は単一で直立してい

      る。花柄は太く0.5~7cmL.

  総 苞:球形、わずかに紫色か緑色、18~24mmL,15~20

      φ(自然で)クモ毛が拡がっている。

  総苞片:7列、狭卵形~卵形、斜上した先端が斜上し

      ているか 圧着している。

  腺 体:存在しない。

  分 布:南北海道、北部本州(青森、秋田、岩手、宮

      城県)日当たりの良い草地、林縁沿及び林内

      0~1200mH


27. アオモリアザミ(オオノアザミ) 

          C.  aomorense 

■写真解説

① 八幡平にて撮影。

② ここでは苞葉が発達している個体が多い。

③ 八幡沼付近には白花がよく見られる。

④ ここでも総苞片の形状の変異が大きい。

  総苞片は7列である。

⑤ 根生葉は羽状深裂する個体が多い。

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■写真解説

① 北海道・様似海岸及び林内草地にて撮影。

② 総苞の変異は同一地域でも大きい。総苞片は三角形(左)

  ~狭卵形(右)で7列、先端は斜上している。 クモ毛が

  ある。

③④⑤ 東北各地の総苞例。⑤は特異な個体か又は雑種の可能

  性がある。

⑥ 茎は通常単茎で小さな茎葉が数個付き その茎葉には

  耳片があり抱脚している。茎の下部には短毛が密生し

  上部にはクモ毛がついている。根生葉はロゼット状に

  付く。


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