ホームはじめにアザミ一覧表 >28-2.カラノアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

   葉 :わずかに黒色系緑、多少クモ毛がある。褐色

      短毛に覆われていて裏面は無毛。2~6mmLの針

      がある。

  総苞片:1~2mmLの針がある。

  頭 花:単生又はコンパクトな散状花序で2~4個が付い

      ていて わずかに下を向いているか 直立。

  総 苞:多少クモ毛があるか無毛。

  分 布:北部九州(対馬、福江島)

      100~500Mの明るい草原

変種―2 カラノアザミ 

        C. japonicum  var.  maackii

■写真解説

① 長崎県対馬市上県(琴)にて撮影。山の道脇に生育し平地

  には少ない。

② 開花の初期には頭花はやや下を向く。ノアザミは通常直立

  している。葉の色はやや黒味を帯びた個体が多い。

③ 総苞は鐘形で緑色。総苞片は6列で先端は針状になり斜上す

  る。

④ 茎葉の裏(右)には短毛があり白色を帯びる。(解説と異

  なる)

⑤ 下茎葉は羽状中裂で耳片があり抱脚する。根生葉は見られ

  ない。

  (ノアザミとは開花初期に頭花が下を向く事、茎葉の下面

  に毛が多く白色を帯びる点が異なる。ノアザミと区別し難

  い個体も多い)


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