多年生草本 0.6~1.3(1.5)m.
根生葉:花期にもロゼット状で残っている。形状は狭
楕円形~披針形、12~60cmL, 5~20cmW, 羽状浅
~中裂又は粗い歯牙状、裂片は5~11対、 2~5
mmLの鋭い針がある。
茎 葉:茎葉は少なく披針形で根生葉より小さく 抱
脚しない。
花 期:8~9月。頭花は単一又3~数個、時には花柄
の先に2~3個集合して付く。花柄は通常細く
5~13cmL。
総 苞:筒形、淡緑色、13~16mmL, 6~8mmφ(自然で)
、クモ毛がある。
総苞片:9列、卵形、直立している。
腺 体:線形~狭披針形、外片と内片にあり粘る。
分 布:中部本州(岐阜、長野)
日当たりの良い湿った所、温帯林の林縁
500~1000m
Subsect.Ⅹ Angustiinvolucrae
29. リョウノウアザミ C. grandirosuliferum
■写真解説
① 長野・下桑村貯水池の斜面で撮影。多くの植物と混生して
いた。
② 頭花は上向きで総苞は鐘形で紫色を帯びた緑色。 総苞片
は8片位で先端はやや斜上している。腺体は中片付近に多く
見られる。
③ 中茎葉にはあきらかに耳片があり抱脚している。(解説と
異なる)茎には白色毛が目立つ。
④ 下茎葉は羽状中裂で 葉柄があり耳片は目立たない。
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