ホームはじめにアザミ一覧表 >32.マルバヒレアザミ(大間)

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本 1.2~2mH.

   茎 :上部では短褐色毛で覆われていて 時々刺の

      付いた翼がある。

  根生葉:花期には枯れている。

  茎 葉:楕円形~卵形~披針形、14~30cmL,5~8cmW, 全

      縁~羽状浅~中裂,羽状裂なら4~7対で 1~5mmL

      の鋭い針がある。耳片はなく わずかに抱脚

      し沿下する時がある。

      葉柄は短く1~2cmL, 又は半無柄。

  花 期:8~9月。頭花は集合花で3~数個、時には単

      一。花は上向きか傾く。花柄は0.5~3cmL.

  総 苞:鐘形でかすかな紫色で12~17mmL, 10~14mmφ

      (自然で)クモ毛がある。

  総苞片:6列、斜上した先端(1~2mmL)があり半直立


  腺 体:通常存在しないか 稀に内片の中肋に痕跡状

      にある。

  分 布:本州北部(青森県) 北海道南西部

      日当たりの良い草地、100~900m,


  この他に 北海道南部には本種と似たアザミがあり

  そのアザミを別ページにする。リンク先→(32-1)


32. マルバヒレアザミ C. grayanum

■写真解説

①②青森県大間にて撮影。ここでは茎葉は羽状裂する個体が

 多い。

③総苞は鐘形でかすかに紫色をおびる。総苞片は長い針状で

 互いに重なり合い 列数は判らない。

④下茎葉の基部には翼(ひれ)があり茎に沿下する。

⑤また下茎葉は羽状裂している場合が多い。


 種名の丸葉(マルバ)の個体は道南(江差)付近で

 見られた。

⑥総苞は④と変わらない。

⑦羽状裂が浅く 基部の翼には針が付き 茎に沿下する。

⑧しかし 下茎葉は羽状中裂である。

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■写真解説

①②青森県下北郡大間町にて再撮影。

③ 総苞は鐘形で緑色にわずかに紫色を帯びる。総苞片は長い

  針状で互いに重なり合い 列数は7列程度。

④ 中、下茎葉の基部には翼が付き それが茎に沿下しヒレ状

  になっている。

⑤ 茎葉の形状には変異があり この写真は楕円形で全縁に近

  い個体。

⑥ これは楕円形の茎葉で粗い浅列の個体。

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① 青森  大間  7.19

② 

③ 総  苞 

④ 

⑤ 

⑥