多年生草本,1.2~2mH.
根生葉:花期には枯れている。
茎 葉:狭~広楕円形又はしばしば広さじ形、10~40
cmL,3~13cmW, 全縁~粗歯牙~羽状浅~深裂。
裂片は1~6対 0.4~5mmLの針がある。基部には
耳片があり抱脚するが沿下しない。葉柄はし
ばしばある。
花 期:7~10月。頭花は3~7個又はそれ以上又は単
一。直立か傾いている。花柄は1~10cmL.
総 苞:鐘形、多少紫色を帯びる。13~20mmL, (8)
10~17mmφ(自然で)ほとんど無毛。
総苞片:6列、わずかに反曲した先端(1~2mmL)があ
り開出する。
腺 体:存在しない。
分 布:本州北部~中部(岩手、秋田、宮城、新潟、
長野県)
温帯林の林縁や高い草地 500~1,000m,
Subsect.ⅩⅢ Amplexifolia
33.ダキバヒメアザミ C. amplexifolium
■写真解説
① 山形県・西山町山道で撮影。茎葉の抱脚は下茎葉ほどはっ
きりしてくる。
② 頭花は頂上部では単一であるが 茎葉の花は集合している
③ 総苞は紫色を帯びた緑でクモ毛は見られない。総苞片は7~8
列(解説と異なる)で上半部は斜上又は反曲する。(左:
長い花柄を持つ頂花、右:茎葉から出た短い花柄を持つ集
合花)
④ 下茎葉の耳片は茎を完全に包む時がある。茎は粉白色を帯
びる。
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