多年生草本 1~2mH。
根生葉:花期には枯れている。
茎 葉:披針形~狭、広楕円形、又は広卵形と非常に
変化が大きい。15~25cmL, 4~14cmW, 裂片は
4~5裂、 2~8mmL 鋭い針がある。無柄又は抱
脚、沿下しない。
花 期:8~9月。頭花2~5個又はそれ以上。直立又は
斜め。花柄は0.5~3cmL.
総 苞:鐘形、緑色か紫色、16~20mmL, 12~15mmφ(自
然で) クモ毛が拡がっている。
総苞片:6列、斜上した先端があり半直立。
腺 体:存在しない。
分 布:本州北部(青森~富山県)日本海側
湿地や川沿い 500~1,400m
Subsect.ⅩⅣ Inundata
35.タチアザミ C. inundatum
■写真解説
① 福島県・昭和村駒止(こまど)湿原にて撮影。茎葉の裂片
は約4対で鋭い刺針がある。
② 総苞は鐘形で紫色、クモ毛がある。
総苞片(6列程度)は線状披針形で伸長して斜上する。
③ 茎葉には耳片があり抱脚する。
④ 6月頃には 茎葉の裂片は幅広く 成長と共に細くなる。
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■写真解説
①② 青森県下北半島仏沼にて撮影。
③ 上部で分枝し 比較的長い分枝の先に1~3個の頭花を
上向きに付ける。
④ 総苞は鐘形で緑色 わずかにクモ毛がある。
総苞片は8列、総苞片は先端に針のある線状披針形で斜上
する。
⑤ 茎葉の形状及び外縁の形状には変化が大きく 写真は羽状
裂の茎葉の個体で 葉柄には耳片があり抱脚する。
⑥ 鋸歯状外縁の楕円形茎葉の個体で葉柄には小さな耳片があ
り抱脚する
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総 苞
④
① 青森 下北半島仏沼 8.21
②
③
⑥
⑤