多年生草本、1~1.9mH。
茎 :直立し 中間部からよく分枝する。
根生葉:花期には枯れている。
中茎葉:形状は広卵形~狭卵形、15~45cmL, 8~25cmW。
羽状中裂で3~8対、縁に沿って5~10mmの鋭い針
がある短い葉柄か無柄。
花 期:頭花は円錐花序で多数つく。直立か斜上。花
柄は0.5~1.5cmLでクモ毛がある。
総 苞:鐘形~半球形で粘る。18~21mmL. 15~20mmφ
(自然で)、クモ毛がある。
総苞片:8~9列、外片は卵形で3~7mmLの鋭い針の先端が
ある。
内片は狭卵形、15~17mmLで直立している。
腺 体:狭披針形で内、中片にある。
花 冠:青紫色、19~20mmL,
分 布:大分県南部、宮崎県北部。
(海抜 120m.以下)
ニッポウアザミ(Ramosa)亜節
ニッポウアザミ C. nippoensa
■写真解説
① 宮崎県・延岡市宮野浦にて撮影。
② よく分枝してその先に頭花をつける。
③ 総苞は鐘形、紫色を帯びた緑色でクモ毛がある。総苞片は9
列程度で中、外片は反曲する。また 中片には細い腺体が
あり粘る。
④ 中茎葉は無柄だが 小さな耳片がある。
⑤ 中茎葉は羽状中裂で縁に鋭い針がある。
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