ホームはじめにアザミ一覧表 >37-1.ニッポウアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  多年生草本、1~1.9mH。

   茎 :直立し 中間部からよく分枝する。

  根生葉:花期には枯れている。

  中茎葉:形状は広卵形~狭卵形、15~45cmL, 8~25cmW。

      羽状中裂で3~8対、縁に沿って5~10mmの鋭い針

      がある短い葉柄か無柄。

  花 期:頭花は円錐花序で多数つく。直立か斜上。花

      柄は0.5~1.5cmLでクモ毛がある。

  総 苞:鐘形~半球形で粘る。18~21mmL. 15~20mmφ

      (自然で)、クモ毛がある。

  総苞片:8~9列、外片は卵形で3~7mmLの鋭い針の先端が

      ある。

      内片は狭卵形、15~17mmLで直立している。

  腺 体:狭披針形で内、中片にある。

  花 冠:青紫色、19~20mmL,     

  分 布:大分県南部、宮崎県北部。

      (海抜 120m.以下)

ニッポウアザミ(Ramosa)亜節

  ニッポウアザミ    C. nippoensa

■写真解説

① 宮崎県・延岡市宮野浦にて撮影。

② よく分枝してその先に頭花をつける。

③ 総苞は鐘形、紫色を帯びた緑色でクモ毛がある。総苞片は9

  列程度で中、外片は反曲する。また 中片には細い腺体が

  あり粘る。

④ 中茎葉は無柄だが 小さな耳片がある。

⑤ 中茎葉は羽状中裂で縁に鋭い針がある。

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