ホームはじめにアザミ一覧表 >38-10.ハグロサンアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

■写真解説

①②山形県鶴岡市沿川にて撮影

③ 細長い花柄の先に頭花は付く。上茎葉には極短い葉柄が

④ 総苞は鐘形で紫色を帯び 総苞片は9列。

⑤ 中茎葉に基部には耳片がある。

⑥ 下茎葉は羽状深裂の例が多い。

  下茎葉には翼状片が付いた葉柄がありやや抱脚している。

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 雌性花両性異株の多年生草本.1~2.2mH.

  茎 :直立又はやや傾いている。通常中間部から

     6-12回分枝している。

     茎は緑色で条線があり翼はない。

 根生葉:花期には枯れている。

 下茎葉:緑色、形状は卵形~長楕円形、25-30cmL,

     10-20cmW.耳状片があるが抱脚しない。

     もし羽状裂なら1-5対で裂片は狭卵形。

     葉柄は3-6cmLで茎に沿下しない。

 中茎葉:狭卵形か狭楕円形、短い葉柄があり耳片はなく

     抱脚しない。

 花 期:9~11月。頭花は直立又はやや下を向いている。

     緩い2-3の散房花序。花柄は細長い7-11.50cmL

    〔無毛〕。 

 苞 葉:5個程度で、5cmLほどで1mmLの針がある。

 総 苞:鐘―筒形、13~17mmL, 10-12mmφ(自然で)、

     ほとんど無毛。

 総苞片:8-9列, わずかに反曲しているか開出。

 腺 体:内片又は中片に披針形。わずかに粘る。

 花 冠:青味を帯びたピンク色。(雌性花、両性)

     16~20mmL。

  

 分 布:本州 (山形県鶴岡市)温帯林の林縁



ハグロサンアザミ  C.  hagrosanense