ホームはじめにアザミ一覧表 >38-11.マツシマアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

  両性雌性異種株、1~2.8mそれ以上

  茎 :垂直で普通中間部より6~10回分枝する。

 根生葉:花期には枯れている。

 下茎葉:色,質;表面は緑色、裏面は帯白色。両面無毛。

 形 状:狭卵形~広楕円形、29~34cmL,13~23cmW. 

     羽状深裂または鋸葉。無柄または3cm位の葉柄が

     あるが沿下せず半抱脚するが耳片はない。

 裂 片:もし羽状裂なら4~47対、狭卵形、6~11cmL,

     1~3cmW, 3~5mmの鋭い針がある。

 上茎葉:狭卵形~広楕円形、羽状深裂または弱い鋸葉、

     無柄、抱脚せず耳片もない。 

 花 期:9~10月。

 頭 花:先端の花序ではゆるい散房花序で2,3花がつき

     直立し 太い花柄(3~7cmL)でクモ毛が濃い。

     花柄;3~7cmL

 苞 葉:5ケ、線形、5mmLで1mmLの針。

 総 苞:鐘形、18~20mmL, 12~15mmφ(自然で)クモ毛が

     広がっている。

 総苞片:8~9列、強く半曲するか開出する。

     最内片は狭被針形で18~20mmL、外片は狭被針形

     で15~15mmLで内片より短い、革質で 先端はと

     がり1-2mmLの鋭い針がある。

 腺 体:被針形で内片、中片にあり わずかに粘る。

 花 冠:青系ピンク又はピンク色(両性でも雌性でも同

     じ)、15~20mmL,


分布 :本州(岩手及び宮城 太平洋側)

    暖温帯林の林縁または海岸近くや低山の草地 



マツシマアザミ C. sendaium

ナンブアザミ節  ダキバヒメアザミ亜節 リシリアザミ列

■写真解説

① 岩手県大船渡市立野にて撮影。

② 茎は直立し中間部より多く分枝する。

③ 頭花は上向き。上茎葉は狭卵形で羽状浅裂。

④ 総苞は鐘形で緑色。総苞片は8列程度でこの個体の外片は

  反曲はしている。

⑤ 総苞片の形状の個体異変があり 左図は中、外片が反曲し

  ている頭花、右図は中、外片は開出している頭花。

⑥⑦茎には縦溝があり 下茎葉は羽状深裂で裂片には鋭い針が

  付いている。

  葉柄は明確ではなく また耳片はない。


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