多年生草本 1.2~2.5mH
茎 :やや傾き 中間部から鋭い角度で分枝し
クモ毛がある。
根生葉:花期には枯れている。
下茎葉:葉の表は黄緑色、裏は帯白色で 葉柄があ
る。また耳片があり抱脚し 沿下する。
中茎葉:耳片があり 抱脚する。
花 期:6〜7月、高地では8〜9月。
頭花には13~25cmLの花柄があり 下垂する。
花冠はpink(雌性花)~whitish pink(両性花)
17~20mmL。
総 苞:半球形で 20~25mmL,16~25mmφ、クモ毛が
広がっている。
総苞片:6列、
総苞最内片は線状、21~23mmL
総苞外片は卵形で内片と同じ長さで先端に
2~3mmLの針がある。
腺 体:線形で白っぽい。(自然で)
分 布:北海道(胆振、上川、空知、日高、十勝)
チシマアザミ亜節 (Borealicola)
カムイアザミ C. austrohidakaense
■写真解説
① 日高山脈南部で撮影。全体としてきゃしゃな植物体で
上部でよく分枝する。 上茎葉は薄く 歯牙状縁の楕円形
で弱い針がある。写真の頭花は雌性花で赤系pink
② 頭花は長い花柄の先に下垂する。
写真の頭花は両性花で白系pink
③ 総苞は半球形で紫を帯びた緑色、クモ毛は目立たない。
総苞片(7片程度)の外片は斜上し 中内片は波打つ様に
曲がる。花冠の色には変化があり 鮮やかな紫色の個体も
ある。
④ 中茎葉の葉柄は短いが抱脚し沿下する。
⑤ 下茎葉は基部で細くなり耳片状となり 抱脚し沿下する。
⑥ 本種は変異が大きく このような個体もある。
日高支庁新冠にて撮影。
クリックすると拡大写真が見られます
クリックすると拡大写真が見られます