ホームはじめにアザミ一覧表 >38-2.カムイアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

 


  多年生草本  1.2~2.5mH

       茎 :やや傾き 中間部から鋭い角度で分枝し

      クモ毛がある。

  根生葉:花期には枯れている。

  下茎葉:葉の表は黄緑色、裏は帯白色で 葉柄があ

      る。また耳片があり抱脚し 沿下する。

  中茎葉:耳片があり 抱脚する。

  花 期:6〜7月、高地では8〜9月。

      頭花には13~25cmLの花柄があり 下垂する。

      花冠はpink(雌性花)~whitish pink(両性花)

      17~20mmL。

  総 苞:半球形で 20~25mmL,16~25mmφ、クモ毛が

      広がっている。

  総苞片:6列、

      総苞最内片は線状、21~23mmL 

          総苞外片は卵形で内片と同じ長さで先端に

      2~3mmLの針がある。

   腺 体:線形で白っぽい。(自然で)


  分 布:北海道(胆振、上川、空知、日高、十勝)

  

チシマアザミ亜節 (Borealicola)

     カムイアザミ    C.  austrohidakaense

■写真解説

① 日高山脈南部で撮影。全体としてきゃしゃな植物体で 

  上部でよく分枝する。 上茎葉は薄く 歯牙状縁の楕円形  

  で弱い針がある。写真の頭花は雌性花で赤系pink

② 頭花は長い花柄の先に下垂する。

  写真の頭花は両性花で白系pink

③ 総苞は半球形で紫を帯びた緑色、クモ毛は目立たない。

  総苞片(7片程度)の外片は斜上し 中内片は波打つ様に

  曲がる。花冠の色には変化があり 鮮やかな紫色の個体も       

  ある。

④ 中茎葉の葉柄は短いが抱脚し沿下する。

⑤ 下茎葉は基部で細くなり耳片状となり 抱脚し沿下する。

⑥ 本種は変異が大きく このような個体もある。

  日高支庁新冠にて撮影。

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