ホームはじめにアザミ一覧表 >43-1.オクヤマアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

■写真解説

① 栃木県日光市戦場ヶ原で撮影。本種は以前ヤツガダケアザ

  ミと呼ばれた種類。

② 総苞は鐘形、紫色を帯びた緑色でクモ毛がある。総苞片は

  8列程度(解説と異なる)で中片は反曲する。

③④中茎葉の形状は羽状浅裂(③)に近いものから羽状深裂

  (④)のものまで変異は大きいが いずれも基部には短い

  葉柄がある。


クリックすると拡大写真が見られます

  多年生草本,0.7mH.(高山帯)~2.5mH(山地)

   茎 :直立~傾いている。単茎(高山帯)~茎の中

      間部からよく分枝し(山地)

  根生葉:花期には枯れている。

  中茎葉:広卵形~卵形 時には広楕円形、14~30cmL,

      6~17cmW, 羽状中裂(時々浅裂)5~7対、短い

      葉柄又は半無柄。

  花 期:8~9月。頭花は単一又は緩い総状花序で2~7ケ

      下を向いている。

      花柄は4~10cmLでクモ毛がある。

      花冠は青紫色、13~16mmL。

  総 苞:鐘形、多少紫色、粘る。10~18mmL. 8~12mmLφ

      (自然で)、広くそして濃くクモ毛が拡がって

      いる。

  総苞片:5~6列、約1mmL.弱い針が付いている。外片は

      卵形で7~15mmL.の鋭い針があり斜上又は反曲

      している。内片は狭卵形、12~17mmL. 直立。

  腺 体:内片及び中片に披針形~線形。

     

  分 布:本州(福島、栃木、群馬)

ナンブアザミ亜節 キソアザミ列

( Subsect. Nipponocircium   Ser.Alpicola)

オクヤマアザミ(ヤツガタケアザミ)

      C.  yatsugatakense