ホームはじめにアザミ一覧表 >43-3.ハッポウアザミ

アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

■写真解説

① 白馬八方尾根(八方池近く)で撮影。雪解けが遅い時には

  8月中旬が花期。

② 頭花は長い花柄の先に下向きにつく。中茎葉は耳片があり

  抱脚している。

③ 総苞片(7列程)の一片一片がクモ毛に包まれ 総苞が銀

  白色に見える。また花冠も鮮やかな赤紫色である。 

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  多年生草本、0.4~0.7mH.

   茎 :通常単一で 上部で分枝し 白色のクモ毛が

      ある。

  根生葉:花期には枯れている。

  中茎葉:形状は卵状披針形、12~20cmL, 8~12cmW. 羽

      状裂、5~9対。茎葉は抱脚している。葉の針は

      鋭く2~10mmL.

  花 期:8~9月。頭花は1~3ケ、3~5cmφ、下向きに咲く

      花柄は7cmLに達する。

      花冠は赤紫色で 14~16mmL。

  総 苞:半球形。

  総苞片:6~7列、線状披針形で斜上か わずかに反曲、

      クモ毛がある。

  腺 体:内片に痕跡程度あるが粘らない。

      

  分 布:本州(八方尾根稜(黒菱~八方池の蛇紋岩地

      域))  1,600~2,000m

ナンブアザミ亜節 キソアザミ列

( Subsect. Nipponocircium    Ser. Alpicola)

   ハッポウアザミ    C.  happoense