茎 葉:全縁又は羽状浅~深裂で 裂片は羽状深裂で
は4~6対で2~10mmLの鋭い針がある。
総苞片:外、中片は革質、線形~披針形で斜め
又は反曲した先端(1mmLの針)があり
斜上している。
腺 体:存在しない。
分 布:本州(佐渡)
日当たりが良い草地及び林縁 100~700m.
変種―2 サドアザミ
C. nippnicum var. sadoense
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■写真解説
本種を佐渡島のドンデン山山頂部と登山口で撮影したが
形態がやや異なるので分けて記載した。
① 新潟県佐渡島ドンデン池近く(600m)で撮影。ここでは湿性
植物群の中にあり 高さは1.5m以内で茎葉の裂片の先には
鋭い針が付いている。
② 頭花は短い花柄の先に付き やや下を向いて咲く。
③ 総苞は花期には緑から紫色になり鐘形で クモ毛がある。
総苞片はやや革質で狭楕円形、8列で 外、中片の中間部
より反曲する。
④ 中茎葉、下茎葉は羽状中-深裂で裂片の先端には鋭い長い針
が付いている。
■写真解説
⑤⑥ ドンデン山の登山口付近(200m)の林縁で撮影。ススキや
潅木の中に生育しており 高さは2m近くあり 上部で多
く分枝し その枝先に頭花を付ける。上部の茎葉の先には
鋭い針がある。
⑦ 総苞は鐘形で 緑色又は紫色を帯びる。総苞片は中間部よ
り厚みのある線形で斜上する。
⑧ 上、中茎葉は羽状中裂でどの裂片にも針が付いている。
⑨ 中茎葉には耳片があり抱脚する。
⑩ 下茎葉は羽状中裂で 根元には耳片があり抱脚する。
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