アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium
■写真解説
① 岩手県 遠野市物見山にて撮影。
頭花はやや下を向いている
② 総苞は紫色を帯びた緑色で鐘形。総苞片は８－９列で撮影
した個体では総苞片は中間部より強く反曲していた。
③ 中茎葉には短い葉柄がある。
④ 中茎葉は細長く羽状中裂している。葉の形状等は個体差が
大きく一定しない。
雌性両性花異株、多年生草本, 0.6-2mH,
茎 ：傾斜しているかほぼ直立。丈夫で上部ではよく
分枝しクモ毛があったり 上部では褐色毛があっ
たり 無毛だったりする。
根生葉：花期には残っていない。
下茎葉：
色 質：表面は濃緑色～黄系緑。
形 状：披針形か楕円形か卵形で15~50cmL6-25cmW,
両面ほとんど無毛又は褐色毛広く覆われている
又は裏面にクモ毛が拡がっている。短い葉柄が
あり抱脚する。
裂 片：羽状裂なら3-7対で 裂片は狭卵形、2.5-13cmL,
0.5-4cmW、1.5mmLの針がある。
花 期：8~10月、頭花は下向きで ゆるい又はコンパク
トな散房花序で数個付く。花柄は3-10cmL。
総 苞：鐘形か筒型で緑又は紫、14-21ｍｍＬ、
10-18mmφ、多少クモ毛が拡がっている。
苞 葉：線形～狭披針形、1-2cmLで1~2ヶあり 約1mmLの
針がある。
総苞片：８－９列で革質、反曲
外片；約1mmの針が付いた10mmL.の卵形。
腺 体：内、中片上又は内片に線形か披針形の腺体が付
きわずかに粘る。
花 冠：青系紫色15-21mmL
分 布：本州（東北地方（青森県東部を含む）
関東〔栃木、群馬〕
中部（新潟、長野北部、）、主に日本海側。
冷温林の林縁や山地の草原
ナンブアザミ節 ダキバヒメアザミ亜節ナンブアザミ列
44 ナンブアザミ C. makinoi
クリックすると拡大写真が見られます
