多年生草本,1~2mH.
根生葉:花期には枯れている。
茎 葉:楕円形~披針形、10~30cmL,4~12cmW, 半全縁
~粗歯牙状、又は時々羽状浅~中裂、4~6対、
1~5mmLの針があり 抱脚しないか 又は耳片
があり抱脚するが沿下しない。
花 期:8~9月。頭花は1~数個が点頭する。花柄
は3~15cmL.
総 苞:鐘形~広鐘形、緑~わずかに紫色、約15mmL,
10~15mmφ(自然で)、クモ毛がある。
総苞片:6列、斜め又は開出、少し反曲した先端があ
り開出。
腺 体:内、中片の中肋に披針形の腺体があり 非常
に粘る。
分 布:本州 中部(岐阜、富山、石川、福井、
滋賀県)
草地や温帯林の林縁、800~1,200m。
45、ハクサンアザミ C. matsumurae
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■写真解説
①、② 石川県・白山市別当出合(標高1200m)で撮影。
茎葉は鋸葉縁の楕円形で 頭花は比較的長い花柄の先に
数個下垂する。
③総苞は鐘形で 総苞片の外片、中片は短く先端は尖り反曲
する。総苞片の縁はやや紫色を帯びる。
腺体は内,中片のあり粘る。
④中茎葉の基部には耳片があり抱脚する
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■写真解説
①、② 石川県・白山市白峰(標高800m)にて撮影
①はやや日陰、②は日当たりに成育する個体。
③総苞は鐘形、緑色~紫色。総苞片は9~10列。
④茎には毛がある。上茎葉の基部には小さな耳片が付き
抱脚している
⑤中茎葉の基部にははっきりとした耳片があり抱脚する。