■写真解説(トオノアザミ)
① 八幡平の林道にて撮影。茎葉は鋭尖形の裂片を持つ羽状裂
② 総苞は広鐘形で紫色、クモ毛がある。総苞片は卵形で8列
程度、先端は反曲する。
③ 下茎葉は耳片があり抱脚する。(解説と異なる)
④ 上茎葉の裏面にはクモ毛があり 耳片はなく極短い葉柄が
ある。
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エゾヤマアザミとトオノアザミは別種との資料があり その違いは下記の通り
エゾヤマアザミ
総苞片 :11-12列、長卵形
腺体 :内―中片狭倒卵状披針形、粘る
茎葉 :全縁―鋸歯縁―羽状中裂
葉の基部:無柄で抱脚する。
分布 :北海道
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■写真解説(エゾヤマアザミ)
① 滋賀県日野町の植林地にて撮影。
② 総苞は筒形で紫色を帯びた緑色、クモ毛がある。
総苞片は6列、外片は斜上、中片の上端部が開出する。
③ 茎葉は羽状深裂し 裂片の先端には鋭い針がある。又
耳片があり抱脚する。
トオノアザミ
総苞片 :8―9列、卵形
腺体 :内片(披針形) あまり粘らない
茎葉 :全縁〜鋸歯縁
葉の基部:短い柄があり 抱脚しない
分布 :本州北部(中部?)