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アザミ あざみ THISTLE thistle CIRSIUM cirsium 

 

■写真解説

① 岡山県・高梁市穴門山神社にて撮影。

② 幾つかに分枝し その先に頭花をつける。

③ 総苞は筒形で緑色、クモ毛は見られない。総苞片は9列で 

  先端に開出した針がある。

④ 茎葉には短い葉柄がある。

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  多年生草本, 1~1.5mH.

   茎 :直立、上部で良く分枝し 葉は良く繁りクモ

      毛が拡がっていて上部は短褐色毛で覆われて

      いる。

  根生葉:花期には枯れている。

  茎 葉:上面は鈍い緑色、両面無毛、形状は楕円形~

      狭卵形、20~40cmL, 8~20cmW, 抱脚せず沿下し

      ない。葉柄は短く1~6cmL.

      裂片は羽状浅~中裂、裂片は4~7対 3~5mmLの

      鋭い針がある。

  花 期:10~11月。頭花は総状花序で数個、上向きに咲

      く。花柄は細く1~6cmL.

  苞 葉:2~4個、披針形~狭卵形、2~3mmL, 0.5mm以下

      の非常に弱い針がある。

  総 苞:筒形、紫色、14~17mmL, 7~10mmφ(自然で)

      クモ毛が拡がっている。

  総苞片:9列、半直立。  

  腺 体:中、内片の中肋にあり 非常に粘る(卵形)

  花冠 :青紫色、17~18mmL。


   分布  :本州 西部(岡山、広島、島根県)

       冷温帯林縁、600~1,000m。



49、ウスバアザミ  C.  tenue