■写真解説
① 広島県・廿日市市吉和にて撮影。
本種はゲイホクアザミなのか疑問がある。
(総苞片列数及び総苞片形状は一致するが 総苞及び下茎葉
の形状は解説と少し異なる。薄暗い林内なのでストロボ撮
影をした。)
② 総苞はやや鐘形に近く クモ毛がある。総苞片は11列程度
で先端の針は斜上する。腺体はあまり目立たず粘らない。
花柄は短くやや太い。
③ 下茎葉は羽状中~深裂し 葉柄の基部には小さな耳片があ
り抱脚する。
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多年生草本,1~2.5mH.又はそれ以上。
茎 :半直立かやや傾く。
根生葉:花期には枯れている。
下茎葉:狭卵形~狭楕円形、羽状浅裂、無柄で耳片が
あり抱脚する
上茎葉:羽状浅裂~粗い歯牙状、無柄。
花 期:9~10月。頭花は2~4ケ、下向き。花柄は5~30
mmL
総 苞:狭筒形、11~16mmL.クモ毛が拡がっている。
総苞片:11~12列, 圧伏している。外片は卵形、約2mmL
で鋭い先端(約1mmL)がある。最内片は狭倒
卵形~披針形、約15mmL。
腺 体:楕円形、粘るか時々粘らない。
花 冠:青紫色、16~18mmL.
分 布:日本西部(島根、広島、山口)
その4 ゲイホクアザミ C. akimontanum